
フランクフルトはドイツ第5の都市というだけではなく、世界最大級のハブ空港とヨーロッパ最大級の鉄道ターミナル駅をも擁する巨大都市です。
2010年には年間340万人もの人がフランクフルトを観光目的で訪れ、教会や美術館など観光の見どころもたくさんあります。そんなフランクフルトで注目の観光スポットを厳選して紹介します。
この記事の目次
大聖堂(フランクフルト)
フランクフルトでも特に人気のある観光地『大聖堂』は歴代の皇帝の戴冠式が行われたことで有名です。途中で改装され、現在はゴシック風の聖堂になっているので重厚感があります。
特に外側の彫刻は荘厳さと緻密さが組み合わさっているので、ぜひ写真に収めておきたいところ。内部では装飾品や絵画などが見られます。フランクフルトの多くの場所からこの大聖堂を見ることが可能です。
施設名:大聖堂(フランクフルト)
英名:Dom
住所:Domplatz 1, 60311 Frankfurt am Main
旧市街 (フランクフルト)
画像出典:http://www.stadtbild-deutschland.org
フランクフルトの旧市街は映画や絵本に出てくるような木組みの建物が特徴的。実は第二次世界大戦中に破壊されてしまったためその後補修・改築されたものなのですが、それ以前の街並みをできるだけ再現しているので、雰囲気は中世そのままです。
フランクフルト全体は近代化が進んでいるので、ここに来るとなんだか急に別世界に来たような気分も。のんびりと過ごせる場所です。
施設名:旧市街 (フランクフルト)
英名:Altstadt
住所:Altstadt Frankfurt, Germany
ニコライ教会(フランクフルト)
画像出典:http://www.frankfurt-tourismus.de
レーマー広場の南側に建っているニコライ協会は13世紀末に建てられたプロテスタントの教会です。レンガを使った外壁が非常にかわいらしく、おとぎ話に出てくる教会のような雰囲気。
教会の内部も全体的にすっきりしており、落ち着いた静かな時間を過ごすのにぴったり。フランクフルトの教会は多くが第二次世界大戦の戦火に遭いましたが、このニコライ協会は戦火をまぬがれました。
施設名:ニコライ教会(フランクフルト)
英名:Alte Nikolaikirche
住所:Roemerberg 11, 60311 Frankfurt am Main
ハウプトヴァッヘ
1729年に警備本部と監獄を兼ねた建物としてスタートしたのが、ハウプトヴァッヘ。現在は近くにショッピング通りなどがあり、近代的な雰囲気の中にたたずむレトロさが魅力です。
また、カフェとして営業しているので周囲の街並みや行き交う人々を眺めながらコーヒーを飲んだりすることも可能。カプチーノがおいしいと評判です。
施設名:ハウプトヴァッヘ
英名:Hauptwache
住所:An der Hauptwache, Frankfurt am Main
カタリーナ教会
画像出典:http://www.karl-heinz-herrmann.de
フランクフルトが生んだ史上最高の有名人と言えば、『若きウェルテルの悩み』などの名作を残したゲーテ。そのゲーテが洗礼式を行ったのがこのカタリーナ教会です。
どちらかといえば簡素で、質素な印象も受ける外観ですが、内部はステンドグラスの上品な輝きが特徴で、天井の形がほかの教会とは少し違うのでぜひ見てみましょう。また、午後2時から7時までが内部見学の時間となっているので注意してください。
施設名:カタリーナ教会
英名:Katharinenkirche
住所:An der Hauptwache 1, 60311 Frankfurt am Main
マインタワー
画像出典:http://www.microtravelling.com
ここまでは歴史的な建造物を多く紹介してきましたが、ここで近代フランクフルトが生んだ高層ビルを紹介します。マインタワーは地上200mの高層ビルで、一番上には展望台があり、観光客も入場可能です。
昼間に行くのも悪くはありませんが、やはりおすすめは夜の時間帯。低い建物が中心のフランクフルトの街並みをゆっくりと眺めましょう。
施設名:マインタワー
英名:Main tower
住所:Neue Mainzer Strasse 47, 60311 Frankfurt am Main
屋内市場
画像出典:http://inzumi.com
レーマー広場などフランクフルトの主要な観光地の近くにあるのが屋内市場。庶民の市場としてフランクフルト市民に愛されており、八百屋や肉屋、パン屋などが立ち並んでいます。
中でも注目したいのは2階にあるワインショップ。本場のドイツワインをお土産にしたいと考えている方は、この屋内市場2階のワインショップで手に入れることをおすすめします。
施設名:屋内市場
英名:Kleinmarkthalle
住所:Kleinmarkthalle, 60311 Frankfurt am Main
レーマー広場
レーマーはイタリア商人の住居として建設された後、市庁舎として使われる歴史を経て現在のような観光地になった場所。ブロックを重ねて作ったような切妻屋根が特徴的です。
そのレーマーを中心とした広場がレーマー広場。地元の子どもたちや大道芸人などでにぎわう広場の雰囲気をぜひ感じてみてください。近くには飲食施設が多めです。
施設名:レーマー広場
英名:Romerberg
住所:Roemerberg 27, 60311 Frankfurt am Main
シュテーデル美術館
画像出典:http://www.archiscene.net
ヨハン・フリードリヒ・シュテーデルという銀行家の遺言によって設立されたシュテーデル美術館には、彼の所有していた数多くの美術品が展示されています。
主な展示はドイツ、オランダ、イタリアの絵画で、ボッティチェリやムンク、モネ、ゴッホといった有名画家の作品もあります。絵画に興味のある方なら半日は過ごせるくらいの規模の大きさです。
施設名:シュテーデル美術館
英名:Staedel Museum
住所:Schaumainkai 63, 60596 Frankfurt am Main
ゲーテハウス
画像出典:http://www.frankfurt-tourismus.de
文豪・ゲーテを生んだのがこのゲーテハウス。レーマー広場から5分ほどの位置にありアクセスが良く、1-2時間で観光できるのでちょっと時間があまったときなどにもぴったりです。
両親の部屋やゲーテの部屋などを見ると、ゲーテがここで暮らしていたんだなという実感を得られるはず。ゲーテが作品を作っていた机はファンなら必見です。
施設名:ゲーテハウス
英名:Goethehaus
住所:Grosser Hirschgraben 23, 60311 Frankfurt
歴史的建造物やフランクフルトの発展を代表するタワーなど、10のフランクフルトの観光地を紹介しました。それぞれの観光地が極端に離れているわけではないので、観光しやすい街と言えるでしょう。
フランクフルトのレトロな街並みが一段と輝く季節は、やはりクリスマスマーケットの時期。オレンジの柔らかな光がレーマー広場を照らします。
ただしその時期は平均最高気温が5度から8度と低くなっていますので、十分な防寒が必要です。