
アメリカのオレゴン州にある奇抜な形、奇抜な色に輝く『フライガイザー』をご存知ですか?世界の絶景とも奇景とも言われて話題になっているフライガイザー。そんなフライガイザーについてご紹介します!
フライガイザー(Fly Geyser)
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アメリカのネバダ州のブラックロック砂漠の中にそびえたつフライガイザー(Fly Geyser)。砂漠の真ん中の草原のなかに突如現れます。
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『Geyser』とは、日本語で『間欠泉』という意味。この赤や緑の奇彩な色のフライガイザーと言われる物体は、温水に含まれる鉱物が地表に堆積したものです。高さは3mほどで100年近くの時をかけて現在の形になったのだとか。
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この間欠泉は、完全な自然のものではありません。井戸を掘ろうとしたときに、偶然に水源にあったったそうです。それがきっかけとなって、地表まで噴き出してくるようになったそうです。
私たち人々を惹きつけてやまないのが、その鮮やかな色です。この色は、温水に含まれる鉱物だけではなく、高温の水源に生息する藻類もあって作りだされる色なのだそうです。
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本当に鮮やかな色です。間欠泉はいろいろありますが、こんな鮮やかな色をしているものはちょっと見かけませんよね?
そしてこのグロテスクな形。井戸を掘ってた人も、何十年もたってこんな姿が出来上がるとは思ってなかったことでしょう。
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この形は複数の吹き出し口があることや、その時々の水量などが関係してこんな複雑な形になっています。そして、今も成長し続けるフライガイザー。また数十年先には全く違うものになっているかもしれませんね。
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このフライガイザーはこの色彩だけでなく、出口が複数あることもまた普通の間欠泉とは違います。そして、意外にもこのフライガイザーは私有地にあるんです。敷地は鉄線と錠で囲われているので、自由に近づくことはできません。
一般公開もされていないので、近くで見ることができないのが残念です。
なので、動画でフライガイザーをお楽しみ下さい!
青空の中のカラフルな色彩のフライガイザーを楽しむのもいいですが、夕日に染まるフライガイザーも素晴らしいです。
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極彩色が息を潜め、オレンジ色に染まります。
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何だか地球の息吹を感じる迫力です。
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まるでファンタジーの世界に迷い込んだように美しい不思議な光景ですね。
【フライガイザー】
英名:Fly Geyser
住所:Gerlach, NV 89412 アメリカ合衆国
注意:一般公開されていません
どこにあるの?
最寄りの空港はリノ(Reno)にあるリノ・ホタ国際空港です。そこから車で行くことになります。リノからガーラック(Gerlach)へ出て、州道34号線を北に32km程走ると、フライガイザーがあります。
フライガイザーは私有地にあるので、自由にそばから見ることはできませんが、脇の州道34号線から双眼鏡などで見ることができます。
いかがでしたでしょうか?
色といい、形といい、あまりに独特で、その姿が目に焼き付いてしまいますよね。美しくもあり、グロテスクでもあり、まるで他の星にいるのかという錯覚にまで陥りそうになるフライガイザー。今後もどのように変わっていくのか、目が離せないスポットです!